はり・きゅう(東洋医学)という選択肢
患者によく“はり・きゅう”は何に効くの?と質問されます、僕はどんな人にも効果があると思いますよ。と答えています。
はり・きゅう(東洋医学)は個別の症状より、患者の全体像を観察します。
例えば、腰痛の方が来られても、手・足・お腹に数本鍼を打って、腰に1本も鍼を打たずに症状が改善する事もあります。
見る・聞く・問う・触る(四診)をとても大事にします、特に触る分野では、脈・お腹・背中などを触って状態を判断します、それは術者の感覚や経験値によって左右される場合があります。それを一部の人からは「科学性が乏しい」、「神秘的な施術法」といわれてきた経緯もあります。
しかし、現在では、はり・きゅう(東洋医学)はEBM(根拠に基ずく医療)の考え方をとりいれ発展し、“医鍼連帯”(医師とはり師・きゅう師が連携し施術する)という考え方が広まっています、患者は互いの分類より、ベストミックスを望んでいます。
はり・きゅうは対象年齢も生後1ヶ月の乳児からオジィー・オバァーまで幅広く
腰痛・肩こり・神経痛・五十肩などの慢性痛から眼・耳・鼻・内科・小児・皮膚・呼吸器・婦人科・自律神経・美容問題まで幅広い症状に対応します。
様々な辛い症状、もう良くならないと諦めてかけている方“はり・きゅう”という選択肢もありますので1度近くのはり・きゅう院にご相談してみてはいかがでしょうか。
最後に柔整フェスタOKINAWAの兄弟イベント“健康沖縄はりQフェスタ”についてのお知らせです。
“はり・きゅう”の年間受療率は約5%程度です。そこで“はり・きゅう”の魅力をたくさんの県民に知ってもらい、健康増進の為の選択肢の一つとして選ばれるような世の中になってほしい、をコンセプトに毎年1回開催しているイベントです。
“健康沖縄はりQフェスタ”もよろしくお願いします。
はり師・きゅう師・柔道整復師
沖縄県鍼灸師会 安里智明