こんにちは、あさと整骨院・鍼灸院です。
今回は、最近テレビなどでも紹介されることが増えてきた”戦場鍼(Battle Field Acupuncture)”についてご紹介します。
戦場、と聞くとちょっと物騒な響きがありますが、実はとてもシンプルで効果的な“耳”への”はり施術”なんです。
戦場鍼とは?
2001年にアメリカ空軍の軍医・リチャード・ニムゾフ大佐によって開発された、特殊なはり療法です。
その目的はただ一つ。
薬を使わず、迅速に痛みを緩和すること。
実際にこの治療は、戦場や救急の現場で多くの兵士たちの痛みを軽減してきました。
どんなふうに行うの?
耳にある特定の5つのツボに、小さくて短い鍼(ASP鍼)を刺します。
刺した鍼はしばらくそのままにしておくことで、全身の神経系に働きかけて痛みを抑えます。
どんな症状に効果があるの?
戦場鍼は以下のような症状に対して使用されることが多いです。
- 慢性的な肩こり・腰痛
- 頭痛・片頭痛
- スポーツによる筋肉痛
- ストレスや不安感の緩和
- 不眠や集中力の低下
- PTSDや心的外傷後のケア
注意点や禁忌について
以下のような方は施術を避ける、または慎重に行う必要があります。
- 妊娠中の方
- 出血傾向のある方(抗凝固薬使用中など)
- 鍼に強い恐怖感のある方
- 過去に鍼治療で失神した経験のある方
どこでも受けられるの?
当院でも戦場鍼の考え方を取り入れた耳介療法を実施しています。
ちなみに、この施術は特殊な”はり”を使う場合が多いので、どこの鍼灸院でも受けられるわけではありません。
当院は、JATA(日本ASPセラピー普及協会)に認定された施術所です。
「薬に頼りたくないけど、今すぐなんとかしたい」
そんなときに、頼れる選択肢のひとつとしてご活用ください。
まとめ
戦場鍼は、「耳」に注目した、画期的な痛み緩和の施術です。
シンプルながら非常に高い効果があり、副作用が少ない点も魅力のひとつ。
もし、慢性的な痛みやストレスにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
